太陽光発電、買取価格決定 | - 2015/02/27
- 太陽光発電の買取価格を検討する「調達価格等算定委員会」が2015年度の最終案をまとめた。
この案を受けて経済産業大臣が3月中に告示して2015年度の買取価格が正式に決まる。 例年通り委員会の最終案がそのまま採用される見込み。
太陽光発電のうち住宅用(出力10kW未満)は2014年度の1kWhあたり37円から4円も下がって33円になる。 発電システムの費用が低下したことによるが、コストだけを考えると35円が妥当な水準で、さらに2円も下がる理由は不明確だ。電力会社による出力制御に必要な機器を併設した場合には、その分の費用が増えるために買取価格は35円になる。 非住宅用(出力10kW以上)の引き下げ幅はさらに大きい。2015年度は買取価格が2本立てになって、6月までが29円、7月からは27円に引き下げられる。 2015年度に認定を受ける発電設備の大半は7月以降にならないと電力会社との接続契約を完了できないため、7月以降の安い買取価格が適用される。2014年度の32円と比べて5円の低下だ。
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