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老後の住まい「平屋」は高齢層と地方に人気

積水化学工業(大阪市北区)住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所(東京都千代田区)は7月26日、平屋建て受容者層の姿とニーズの特徴について把握するために実施した「平屋住宅に関する調査」の結果を発表した。30~69才の男女1050名を対象としたもので、回答者の住居形態は、持家戸建が25%、持家マンションが25%、賃貸が50%だった。

「老後理想の住まい」についての質問では、マンションが34.5%で最も人気が高く、2階建て以上の戸建てが33.4%、平屋が23.5%で続いた。世代別にみると、年齢が高まるにつれ、2階建て戸建ての志向は弱まり、平屋とマンションの割合が高くなっていた。また、世代・エリア別に見ると、地方では子育て世代(30~40代)はマンションより平屋を希望し、50代のアクティブシニア世代もマンションや2階建てより平屋を希望していることが分った。

平屋を選択した回答者の選択理由では、「階段の上下移動がない」(51.8%)「同一階(ワンフロア)で生活できる」(49.2%)、「コンパクトな間取り」(38.7%)、「庭が楽しめる」(32.8%)、「掃除や家事が楽」(26.6%)、などが上位だった。世代別では、高齢層ほど「階段の上下移動がない」、「同一階で生活できる」、「庭が楽しめる」、「掃除や家事が楽」などが多く、30~40代では、「コンパクトで効率的な間取り」でポイントが高くなっていた。
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