空き家 900万戸に　過去最多　30年間で約２倍

わが国の空き家数が900万戸となり、過去最多を更新したことが、総務省が発表した「令和５年住宅・土地統計調査」速報集計で明らかになりました。

この調査は、わが国の住宅とそこに居住する世帯の居住状況、世帯の保有する土地等の実態を把握し、その現状と推移を明らかにするために５年ごとに行われています。

2023年10月1日現在におけるわが国の総住宅数は6502万戸となり、前回調査時の2018年と比較して261万戸増加しました。対前年比では4.2％の増加となりました。

総住宅数のうち、空き家は900万戸となり、2018年の849万戸から51万戸も増加、過去最多を更新しました。空き家率は一貫して増加を続けており、1993年から2023年までの30年間で約２倍も上昇しています。